こんにちは、院長の川端です。
1月になり、寒さが厳しい日も増えてきましたね。
皆様は、お体に変わりはございませんか?
全国的にも新型コロナウイルス感染患者が増えており、
札幌でも毎日新規感染者が100人近く出ている状況です。
当院では、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、
昨年11月より、待合室と診療室に加湿機能付きの空気清浄機を設置しております。
冬期間は、暖房も使用するため、室内がかなり乾燥します。
各種ウイルス(インフルエンザウイルスやコロナウイルスなど)は乾燥に強く、
室内が乾燥状態になると活性化し、人の鼻やのどの粘膜に付着し、感染を引き起こします。
加湿により、ウイルスの活性化を防ぎ、また鼻やのども湿潤になるため、ウイルスに感染
しにくい環境を作ることができます。
ある研究データでは、温度22℃、湿度20%では、ウイルスは60%以上存在しますが、
湿度が50%以上では、ウイルスがほとんど生存できないとのことでした。
冬期間の加湿は、本当に重要ですね!
皆様のお家でも、しっかりと湿度管理をして、ウイルス感染を予防しましょう。
ただ、加湿器の使用には注意を伴います。
加湿器の管理が不十分だと、加湿器内にカビやレジオネラ菌が繁殖し、蒸気とともに
これらが放出されます。これを吸い続けると、アレルギー症状を起こしたり、肺炎を
誘発したりすることがあります。
これを「加湿器病」と呼びます。
当院では、毎日診療後に加湿タンクを清掃し、乾燥させ、翌朝にきれいな水を入れる
ということを徹底し、「加湿器病」が起こらないように配慮していますのでご安心ください。
皆様が安心して通えるよう、今後もできる限りの環境を整えていこうと思います。